ミニマリスト三昧

夫と死別した50代ミニマリスト。砂糖断ちとカフェイン断ち中のゆるベジタリアン。

亡き夫と暮らした家。田舎の家は片付けるのが大変だった。

私は亡くなったと暮らした前の手放す予定です。

ふと10か月前に引っ越した時は片づけが大変だったことを思い出しました。

今日はそのお話をしたいと思います。

   

前の家の処分

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私は昨年5月に今の部屋に引っ越してきました。

現在は賃貸のアパート暮らしです。

それまでは岡山県北の家に暮らしていました。

1年ほど前に夫が亡くなるまでは夫の所有でした。

夫が亡くなってからは私が相続しましたが、様々な事情があり私は関東に引っ越してきました。

もう二度と前の家に住む事はありません。

亡くなった夫との思い出も、3年という短い間ですがたくさん詰まっています。

それを思い出すのも辛いです。

もう住むつもりがない家でも、わずかな固定資産税や水道代などがかかります。

田舎の不便な場所にあるかなり古い家なので、たいした値は付きません。

それでも家が荒れ放題になるくらいなら、誰かに住んでもらった方が家も喜びます。

亡くなった夫もきっと許してくれると思います。

家自体は古いのですが、私たちが住む時にお風呂やトイレをリフォームしているので、まだ十分住めるんですね。

それで、夫と 暮らした家を手放すことにしました。

片づけが大変だった

前の家から引っ越す時は、片付けが本当に大変でした。

田舎の古い家で家自体も5 LDKと部屋数が多く、さらに離れが2つありました。

物置も3つあり、ものは置き放題だったんですね。

前の人が置いていった冷蔵庫や古い自転車などもありました。

それらを処分すると言う名目で、家の購入代金は値引きしてもらったので文句は言えません。

それに加えて、夫がものをため込む体質だったんですね。

以前は工事関係の小さな会社を持っていたので、工具類は他の家に比べるとかなり持っていました。

また、粗品のタオルや食器も大量にためていて、なかなか捨てられない人でした。 

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亡き夫については一周忌に書いた記事があります。よろしかったらこちらをご覧ください。

www.yamanoyume.com

そんな状態なので、家が広かった分目立たなくても十分汚部屋だった気がします。

その家を夫が亡くなってから5ヶ月かけて1人で片付けました。

今思い返してもよくやったなぁと思います。

その時はとにかく関東に引っ越したい一心だったんですね。

火事場の馬鹿力とはこういうものだと思いました。

以前、引っ越しごみについて書いた記事があります。よろしかったらこちらの記事もご覧ください。

www.yamanoyume.com

田舎の人は優しい

一人で片付けたといっても、地元の方にもかなり協力していただきました。

主にシルバー人材センターと不用品の回収業者さんです。

シルバー人材センター

シルバー人材センターの方には、自前の軽トラックで荷物を山盛りにしてクリーンセンターに2往復していただきました。

ほんの一部しか写真を撮っていませんが、夫は長男だったせいか布団がたくさんありました。

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またプラスチックの収納ケースもこんなにありました。

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カラーボックスなどの収納グッズやイスとテーブルなどかさばるものも、運んでいただいています。

市の施設に持ち込む方が業者さんに頼むよりも格安で済むので、大変助かりました。

それ以外にも、シルバー人材センターの方には草刈りもお願いしています。

家周りも草がすぐに伸びますが、家のすぐ横の畑もご近所さんから借りていました。

山のほうにあった家の畑が遠いので、わざわざ近くに借りていたんですね。

その畑も草刈りしてきれいにしてからお返ししなければと思い、シルバー人材センターの方にお願いしたわけです。

草刈りの日は5月とはいえとても暑い日で、年配のその方は汗をかきながら一人で一生懸命してくださいました。

畑に動物よけのネットを張っていましたが、そのネットもはずしてもらったんですね。

まだ1年しか使っていなかったので、充分使える状態でした。

でも、もらってくれる知り合いもいなかったので、ゴミに出すつもりでした。

それがなんとシルバー人材センターの方がそのネットが欲しいという知り合いの方を連れてきてくれました。

もらってくれた方も近所に住んでいて、夫が亡くなった事はご存知でした。

ですが、普段からお付き合いのある方ではなかったので、びっくりしたんですね。

ネットをもらってくれたこともうれしかったですし、捨てる手間もかからなくなりました。

その心遣いに心の中で手を合わせました。本当に優しい方が多いなぁとしみじみ感じました。

不用品回収業者さん

最初は金属ゴミを引き取ってもらうために来ていただきました。

冷蔵庫や洗濯機は有料でしたが、それ以外の金属ゴミはただで引き取ってくれました。

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初めて回収に来ていただいた時に、夫を亡くした話をするととても親身になってくれました。

金属ゴミはもう一度引っ越し直前に、引き取りに来ていただきました。

そしてなんと軽自動車を手放すお手伝いまでしてくれたんですね。

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軽自動車が欲しいという知り合いの方に取り次いでくれて、費用がかからずに手放すことができました。

面倒な手続きもお願いしたので、忙しい引っ越し時期には本当に助かりました。

引っ越してからも車の書類を送ってくださり、丁寧な手紙が添えられていました。

ここでも田舎の方の優しさをしみじみ感じています。

ご近所さん

夫の死後は同じ町内の方にも、それまで以上に気にかけていただきました。

特にお隣の少し年上の女性には、引っ越し当日に高速バスの停留所まで送っていただきいています。

車を手放してどうしようか困っていたので、とても助かりました。

お餞別と一緒に優しい言葉もかけていただき、涙ながらにお別れしました。

田舎暮らしではご近所付き合いがうまくいかずに引っ越してしまう話もよく聞きます。

それは移住者の側にも責任があるかもしれません。

田舎は都会とは違ったお付き合いがあります。

その土地の慣習を第一にしていれば、地元の方も大変よくしてくださいます。

引越す際には、田舎の方の優しさに後ろ髪を引かれて、寂しかったことを思い出しました。

 

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最後に

田舎の広い家の片付けは本当に大変です。

これは亡くなった親の家を片付けるのに近いものがあると感じます。

この経験があるので、私自身の遺品整理では娘たちにあまり手間をかけさせたくないと思っています。

そのために片づけしている側面もあります。

先日、娘に私の生前整理についての意見を聞いてみました。

その話も皆様の参考になりそうなら、近いうちに記事を書きたいと思います。

よろしかったらまたいらしてください。