古いパソコンの処分にお困りの方は、多いのではないでしょうか。
先日もパソコンからのデータ流出事件があったばかり。つい慎重になりますね。
私はやっと、半年前から気になっていた2台の古いパソコンを処分しました♪
最終的な処分方法は、目の前での物理的破壊。
今日は、紆余曲折があった2台の古いパソコンの処分方法について、ご紹介したいと思います。
古いパソコン2台の処分に困っていた
私は使っていない、古いパソコンを2台持っていました。
1台は8年前に購入したソニーのVAIO。
もう1台は1年半前に購入したNECのLAVIE。
ソニーのVAIOはNECのLAVIEを購入するまでは、それなりに動いていました。
動きが遅くなってきたので、NECのLAVIEに買い替え。
NECのLAVIEは、新しいにもかかわらず調子が悪く、1年経つ頃にはかなり変な動きに。
修理も考えましたが、その間パソコンがないと困ります。
NECのLAVIEには見切りをつけて、新たなVAIOを購入しました。
VAIOは数年前にソニーから独立して、会社名も「VAIO」に。
使い勝手は以前のVAIOと変わらず、気に入っています。
2台の古いパソコンは早く処分したかったのですが、個人情報の流出が怖くてなかなか出来ませんでした。
皆様もご存じだと思いますが、パソコンを初期化しただけでは不十分で、専用の装置を使うと、簡単にデータが復元できてしまうんですね。
ヤマダ電機やパソコン廃棄.comなど、無料で古いパソコンを引き取ってくれるサービスはたくさんあります。
引き取った後に、ハードディスクのデータは削除するとのこと。
ですが万一、ハードディスクの個人情報が流出したら大変なことになります。
1番安心な方法はなんだろうと考えているうちに、半年以上が経ってしまいました。
2台の古いパソコンを物理的破壊するまでの道のり
数日前にやっと古いパソコンを2台処分したのですが、すんなりできたわけではありません。
機械音痴ならではの、紆余曲折がありました。
これから、私が2台のパソコンを処分するまでに試したことを、ご紹介しますね。
1、データ削除ソフトを使用
まず最初に試みたのは、データ削除ソフトの使用。
以前の記事でご紹介した、ターミネーターというデータ削除ソフトを購入。
ターミネーターは、調べた中で1番評価が高かったデータ削除ソフト。
ターミネーターの中でも一番強力そうな、完全抹消版を選びました。
ターミネーターは、0などの無意味な情報を上書きすることで、元のデータを消します。
ターミネーターの消去方法は10段階。
ソニーのVAIOは、簡単なほうから数えて4番目の方法でデータを消去。
4番目といっても、0とランダムな数字の2通りを上書きするので、かなり有効かと。
VAIOは、2年前からほとんど使っていなかったので、起動に10分ほど時間がかかりました。
起動しなかったらどうしようと、一瞬ひやり。不要なパソコンは、できるだけ早く処分したほうが安心ですね。
VAIOにターミネーターのCDを入れて、削除を開始。
4時間半ほどで、無事にデータ削除作業が終了しました。
問題は、NECのLAVIE。
CDを入れても、このパソコンでは使えません、との表示が。
CDが使えない場合、USBにCDのデータを読み込ませて、USBから削除する方法もあります。
ですが、これも全く反応なし。
困って、ターミネーターのサポートに電話しても、結局削除できませんでした。
ターミネーターは、一部のNEC製品には使えないようです。
私のパソコンは該当機種ではなかったのですが、相性が悪かったのでしょうか。
NECのLAVIEは全くデータ削除できないまま、数日間悶々とした日を過ごしました。
2、自分で物理的破壊を検討
LAVIEのデータ削除が思うように進まない中、物理的破壊が1番安心、と複数の方からアドバイスをいただきました。
自分で壊せれば、一番手っ取り早いですよね。
お金がかからなくていいと思ったのですが、自分で破壊するとガラスなどが飛び散って結構危険とのこと。
不器用な私には無理と、やむなく断念しました。
3、専門業者に物理的破壊を依頼
自分でハードディスクを破壊できないなら、残るは専門業者しかありません。
多少費用はかかっても、専門業者に目の前で物理的破壊をしていただくことに。
調べたところ、運よく埼玉県内にハードディスクを物理的破壊してくれる業者がありました。
埼玉県三郷市にある『パソコンファーム』です。
パソコンファームでできるのは、次の3通り。
1、宅配便で送る
2、訪問回収
3、持ち込み
目の前で破壊してくれるのは、訪問回収と持ち込みの2種類。
年内に処分したかったので、持ち込むことにしました。
キャリーバッグにパソコン2台を詰めて、三郷市に向かいました。
パソコンファームでは、予約なしで10時から18時までの間、受け付けています。
ハードディスクの処分は、持ち込みでも宅配便で送っても基本的には無料。
目の前で破壊してもらうか、データ消去証明書が必要な場合は、有料になります。
最近、パソコンからのデータ流出が問題になったこともあり、私は目の前での物理的破壊をお願いしました。
業者さんに伺ったところ、やはり事件の影響で目の前での破壊を希望する方が増えたそうです。
ソニーのVAIOは、ハードディスクを自分で取り出して持参。
NECのLAVIEは、ハードディスクを取り出すのがむずかしかったので、業者さんに依頼。
業者さんがLAVIEのハードディスクを取り出してから、連れて行かれたのは小さな装置の前。
こちらの装置の中に、ハードディスクを1枚ずつ入れます。
ハードディスク1台につき、10秒ほどで破壊が完了。あまりにあっけなくて、拍子抜けしました。
ハードディスクにはこのように穴が開き、中は粉々とのこと。
これで私の個人データを読み込まれる心配は、なくなりました。
パソコンファームでは、目の前での物理的破壊は有料です。
私がお願いしたハードディスクの処分費用は、以下の通り。
・パソコンの分解代 1台につき1,500円×1=1,500円
・ハードディスクの物理的破壊代 1台につき2,500円×2=5,000円
パソコンの分解1台分とハードディスクの物理的破壊2台分で、消費税込み7,150円でした。
お金はかかりましたが、半年以上気になっていた古いパソコンをやっと処分することができて、ホッとしました。
これで安心して年を越すことができます。
古いパソコン2台を処分できたのは全捨離のおかげ
軽くなったキャリーバッグを引っ張って帰る道すがらは、まだパソコンを手放した実感がありませんでした。
部屋に帰って古いパソコンが2台ともないのを確認して、やっと実感が湧いてきました。
現在使っているパソコンを半年ほど前に購入して以来、ずっと気になっていた2台の古いパソコン。
半年かかって、やっと処分することができました。
これも全捨離のおかげだと思っています。
今年2019年7月から始めた全捨離では、それまでの片づけとは別格の勢い。
何とかその勢いのまま年内にパソコンを処分できました。
以前の記事で、年内に全捨離すべき3つの大物について、ご紹介しました。
パソコン2台もそのうちの1つ。
娘の卒業制作はもう既に処分済みなので、残るは大量の写真のみ。
年内に写真を処分できるかどうかは厳しくなってきましたが、ギリギリまで粘ってみます。
お手数ですが、押していただけると大変喜びます♪
最後に
全捨離で最後に残った大物の1つ、パソコンがやっと処分できてホッとしています。
ハードディスクは物理的破壊までしなくても、データの上書きだけでも充分かもしれません。
それでも私はかなり心配性なので、自分が一番安心できる方法を選びました。
パソコンの処分にはお困りの方も多いと思います。
この記事が少しでも皆様のお役に立てばうれしいです。