作家の瀬戸内寂聴さんは90代後半ですが、今でもお元気に活躍されています。
50代で出家してからさらに仕事が充実したとか。
そんな活動的な瀬戸内さんの生き方に、50代の私も大変刺激を受けました。
今日は、『ゆうゆう2月号増刊』に掲載中の瀬戸内寂聴さんの記事から、50代の私が見習いたい3つのことをご紹介したいと思います。
瀬戸内寂聴さんに憧れる
作家の瀬戸内寂聴さんは1992年生まれ。現在、90歳代後半です。
瀬戸内さんは51歳で出家されて以来、新しいことに挑戦し続けてきました。
2006年には文化勲章も受賞。
それから数年は目の回るような忙しさだったとか。
90代になってもパワフルに活動される瀬戸内さんは、私にとって憧れのお一人。
私が瀬戸内寂聴さんに惹かれるのは、自分の気持ちを大事にしてそれを貫く強さがあるから。
出家前は恋に生きて家庭も捨てた瀬戸内さんですが、その正直さは尊敬に値すると思います。
そんな瀬戸内さんからは、人生の先輩として学ぶことがたくさん。
今日は、『ゆうゆう2月号増刊』の瀬戸内さんの記事から、50代の私が生きる指針にしたいと思う3つのことを、ご紹介したいと思います。
瀬戸内寂聴さんから学んだ3つのこと
1、死ぬまで稽古や勉強は続ける
「いのちには終わりあり 能には果てあるべからず」
これは世阿弥の言葉です。
瀬戸内さんはこの言葉を、次のように解釈されたそうです。
つまり、人の命は短くても作品や仕事は永遠に残るといった甘いものではなく、仕事に対する努力、研究や勉強でもよいのですが、それには果てがないと受け取るべきではないかと。命の終わるまで稽古や勉強は続けなければならないということなんですね。
出典:『ゆうゆう2月号増刊』
これは死ぬまで稽古や勉強は必要だということ。
命がけで取り組む覚悟がいるんですね。
ここまで腹をくくっていれば、自信過剰になることもなく、謙虚でいられそう。
また、素晴らしい成果も伴うのでは。
これは能という芸術のみならず、あらゆることに通じるのでは。
瀬戸内寂聴さんのように定年のない作家であれば、 なおさら死ぬまで精進、ということでしょうか。
これは私にも思い当たることが。
私はブログを始めて2年弱ですが、記事に完成形はないことを実感。
一度アップした記事でも手直しようと思えば、いくらでもできるんですね。
100%満足ではないけれど、ある程度のところで終了するわけです。
若い頃、油絵を描いていた時も感じたのですが、自分がこれでいいと思った時が完成。
ブログと能は違いますが、表現には終わりがないということは、なんとなくわかる気がしました。
2、年を言い訳にしない
年を言い訳にする人がいるけれどそんな事は関係ない、とおっしゃる瀬戸口さん。
私は51歳で出家しました。何かを捨てるのではなく、何かを新たにするためにです。実際、出家したあとのほうがずっと大きな仕事ができています。
出典:『ゆうゆう2月号増刊』
この言葉に50代の私は大いに励まされました。
もう50代、ではなくまだ50代なのだと。
私自身、50代半ばでブログを開始しました。
夫と死別して一人になった今、これから新たな未来が待っているのかもしれません。
そう思うと、とても元気が出ます。
瀬戸内さんが身をもって示してくださっているのが、頼もしい限りです。
3、いくつになっても恋をしている
そしていつも心の中に好きな人がいることも大事。そうでないとこの世が面白くないじゃないですか。恋をしていると良い仕事ができるし、周りを明るくします。
出典:『ゆうゆう2月号増刊』
これは出家前、恋に生きた瀬戸内さんらしい発言だなあと思います。
瀬戸内さん曰く、不倫のすすめではないけれど、胸がときめくだけで幸せになるとのこと。
確かに両思いでなくても、恋するだけで幸せを感じることはありますよね。
きれいになるホルモンも分泌されるようだし、誰かに迷惑をかけるわけでなければどんどん恋したいものです。
私は昨年夏から始めた婚活がうまくいっていませんが、せめて片思いでも好きな人がいればなあと。
そんな相手が欲しくなりました。
晩年には何をしようか、いっそ何もしないで人の来ないところに行きたい、という寂聴さん。
瀬戸内さんは、90代でも晩年と思っていないとか。
こんなところにも、瀬戸内寂聴さんがパワフルな秘訣があるのかもしれません。
生涯現役を貫くお姿に、理想の生き方を見た気がしました。
お手数ですが、押していただけたらうれしいです♪
最後に
瀬戸内寂聴さんはあと数年で100歳というご高齢。
そんなことは全く感じさせないパワフルなお姿に、こちらまで元気になりました。
また、50代からでも人生を変えられると、背中を押された気分。
できるだけ長生きしていただきたいと思いました。