先日心理カウンセラーの友人と話をしていて、片づけはマインドと大きく関わりがあると痛感。
そういえば、近藤麻理恵さんことこんまりさんも同じようなことをおっしゃっていました。
片づけを成功させるには、まずマインドを整えることが重要なんですね。
今日は片づけで気を付けるべきこんまり流5つのマインドについて、ご紹介したいと思います。
心理カウンセラーの友人の言葉
数日前、心理カウンセラーの友人と話をしました。
彼女は私より少し年上の、元ママ友です。
友人はボランティアでネグレクト(子育て放棄)の家庭にお邪魔して、片づけを手伝うことがよくあるそうです。
その際に片づけの手伝いはするけれども、最終判断はその家の人に任せるとのこと。
そうするとはじめは片づけられなかった人が、最後には物の場所を自分で決められるようになるとか。
お手伝いの人間が片づけてしまっては、結局また家は散らかってしまいます。
大事なのは本人に判断してもらうこと。
それがリバウンドを防ぐ、1番の対策だそうです。
「片づけって心と深く繋がっている」
その友人の言葉に、ふと近藤麻理恵さんのことを思い出しました。
近藤麻理恵流片づけで重要な5つのマインド
こんまりさんも個人相談をされていた頃、最終判断は本人に任せていました。
こんまりさんも、おそらく私の友人と同じ考えなのだと思います。
『人生がときめく片づけの魔法 改定版』の中でも、「片づけはマインドが9割」とおっしゃっています。
今日は『人生がときめく片づけの魔法 改定版』の中から、片づけの際に気をつけるべき5つのマインドについてご紹介したいと思います。
1、片づけは一度に終わらせる
こんまり流片づけの基本は「片づけ祭り」。
皆様も一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
毎日少しずつ片づけるのではなく、 1回で終わらせます。
実は私が1年前に本格的な片づけを始めた時は、「片づけ祭り」をしていません。
最初は自己流に少しずつやっていました。
そうすると、なかなか終わらないんですよね。
一気に片づけるべきだったと反省しています。
とはいえ 2ヶ月前に始めた8割捨てる「全捨離」が、私にとっての「片づけ祭り」のような気がしています。
全捨離は風水に基づいた開運法で、8割の持ち物は使わないという考え。
使わない物には邪気がこもるので、捨てましょうと。
全捨離で一気に押し入れやキッチンを片づけると、本当にすっきりします。
私の反省も込めて、これから始める方には初めに大がかりな片づけをおすすめします。
お祭りのような勢いで、一度思い切り捨ててみてください。
生きている限り不用品は出ますが、その後の片づけが格段に楽になります。
2、ほとんど着ない服を罪悪感なしで手放す
気に入って買った服でも、結局ほとんど着ないものってありますよね。
もったいないと思って、なかなか捨てられない。
ほとんど着ない服でも、捨てるのに罪悪感を感じなくていい考え方があります。
それはこんまりさんのこちらの言葉。
買った瞬間にときめいていたのなら、その服は「買う瞬間のときめき」をあなたに与えたという役割を一つ、果たしたことになります。
出典:『人生がときめく片づけの魔法 改定版』近藤麻理恵著(河出書房新社)
買う瞬間にときめく役割を果たしていると考えたら、手放すのも気が楽になりますね。
さらに似合わないから着なかったのならば、その服のおかげで似合わない服のタイプがわかったことになります。
自分に似合わない服を教える役割も、果たしているんですね。
手元に来た時点でそもそもモノは十分役割を果たしている、というこんまりさん。
そう思うと、手放すときの罪悪感も軽くなりますね。
3、モノがなくてもどうにかなるという感覚
なかなかモノが手放せない理由の1つに、捨ててしまったら困るのではという不安があります。
そんな不安に対して、うっかり捨ててしまっても死ぬようなことにはならないと、こんまりさんはおっしゃいます。
逆に必要なモノがなくなっても、行動すれば解決できる。
そんなふうにマインドが変わるそうです。
この「モノがなくても、どうにかなるんだな」と言う感覚、一度わかってしまうと生きることがグッとラクになります。
出典:『人生がときめく片づけの魔法 改定版』近藤麻理恵著(河出書房新社)
こうなると、捨てるのが怖くなくなりますね。
4、片づけは自分の価値観で判断する
片づけする際の判断基準は、千差万別です。
一人一人判断基準が違うので、他人がやってしまっては意味がありません。
本人が判断することが大変重要です。
片づけることで、決断力を養うことができるんですね。
つまり、片づけをすることで、マインドが明らかに変わっていくのです。
出典:『人生がときめく片づけの魔法 改定版』近藤麻理恵著(河出書房新社)
こんまりさんも私の友人同様、最終判断は本人に任せます。
心理カウンセラーの友人曰く、判断を積み重ねていくことで自信がつくとのこと。
これだけ片づけられたという自信が、子育てにもいい影響があるそうです。
片づけは、深くマインドに関係しているのですね。
5、本当の人生は「片づけたあと」に始まる
こんまりさんは散々片づけについて語っておきながら、最後にこうおっしゃいます。
でも、私は、部屋の片づけなんてさっさと終わらせたほうがいいと思っています。なぜなら、片づけは人生の目的ではないからです。
出典:『人生がときめく片づけの魔法 改定版』近藤麻理恵著(河出書房新社)
この言葉に、こんまりさんの深い愛情を感じました。
すべての読者に幸せになってもらいたい。
片づけのお手伝いはそのための第一歩。
そんな思いが伝わってきました。
片づけは一生ついて回ります。
それでもこんまりさんのように片づけが仕事や趣味でない限り、片づけが人生の目的である人はそう多くありません。
片づけの先にある自分の人生に、エネルギーを注いだ方がいいですよね。
片づけを早々に終わらせて、自分の人生に集中してほしい。
そんなこんまりさんの思いを、しっかり受け止めたいと思います。
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私がこんまりさんに助けられた家事の悩みについては、よろしかったらこちらの記事をご覧ください。
これぞこんまり流片づけの真髄。あっさり解決した2つの悩みとは? - ミニマリスト三昧
こんまりさんをはじめ、私は多くのミニマリスト本、片づけ本に助けられています。
詳しい話は、よろしかったらこちらの記事をご覧ください。
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押し入れを全捨離した話も、よろしかったらこちらの記事をご覧ください。
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最後に
こんまり流が理解できない、という声を聞くことがあります。
私にはそれが信じられなかったのですが、友人の話で腑に落ちました。
片付けができない人は、片づける前に心を整えることが大事だったのです。
世界中でこんまりブームが起こっているのは、心を整える片づけ術でリバウンドしないからなんですね。
改めてこんまりさんの素晴らしさを感じました。
こんまり本は何度読んでも勉強になります。
一度読んだ方でも、また読み返してみてください。
新たな発見があるかもしれません。