私は2年半前、夫と死別しました。
4年半の結婚生活でしたが、今思うと夫には多くのことを学びました。
率先して、お風呂掃除やトイレ掃除をしてくれた夫。
他にも私自身が大きく変わるほど、影響を受けたことも多々あります。
今日は亡き夫から1番影響受けたオープンマインドについて、お話したいと思います。
4年半前夫と死別したこと
このブログの読者さんならご存知かもしれませんが、私は2年半前に夫と死別しました。
夫とは再婚で、亡くなる3年前に岡山県北の山間部に移住。
田舎暮らしや農業を楽しむはずでした。
ある時夫は急病で倒れ、帰らぬ人となりました。
夫と暮らした4年半は、あっという間だった気がします。
よく喧嘩もしましたが、8歳年上の夫に教えられたことも多々ありました。
例えば、夫は短気でしたが怒り方が独特。
一瞬思い切り怒ると、数秒後にはけろっとしていたんですね。
亡くなる少し前に、やっとこういう怒り方なんだと気づきました。
私は以前、一度怒るとしばらく怒りが持続するタイプ。
真逆だったので、しばらく慣れませんでした。
今となっては、夫の怒り方のほうが自分も楽だなと。
できるだけ意識するようにしています。
桜庭露樹さんもいつまでも感情を引きずるのはよくないと、おっしゃいます。
やはりそうか、と反省したものです。
最近夫のことを思い出して、1番私が影響受けたのはこれだと思うことがありました。
今回はそのお話をしたいと思います。
夫は子供好きだった
夫は私とは初婚でした。
自分には子供がいないのですが、大の子供好き。
きっかけは姪が生まれたことだとか。
姪の誕生までは子供にはなぜか好かれるものの、子供嫌いだったと言っていた夫。
姪が生まれたとたん、可愛くて仕方がなくなったとか。
それ以来、子供好きに変わったそうです。
子供好きになる以前から、他人に対してはオープンマインドだった夫。
誰とでもすぐに仲良くなれるのが特技でした。
若い頃は工事関係の自営業をしていたので、仕事にも役に立ったようです。
一方私は再婚するまで、なかなか他人に心を開かないタイプ。
自分の話をいきなり初対面の相手にするなんて、とてもできないと思っていました。
なので再婚後そばで夫を見ていると、とても驚いたものです。
夫はたとえ初めて会った人でも、気さくに話しかけていたんですね。
時には、自分のプライベートなことをいきなり話すことも。
最初とても衝撃的でしたが、一緒にいるうちにいつの間にか私も影響を受けていました。
夫に学んだオープンマインドの重要性
ある時、家のお風呂を修理した時のこと。
当時の家はタイル張りのお風呂だったので、タイル職人さんに依頼。
その時も、夫は気さくに職人さんに話しかけていました。
庭にいた私は不意に呼ばれて行ってみると、職人さんが私と話をしたいとのこと。
タイル職人さんがなぜ私と話をしたいの?
不思議に思いながら、話を聞くと意外なことが判明。
その職人さんは、9年前の瀬戸内国際芸術祭で裏方をしたことがあるのだとか。
なんと、瀬戸内国際芸術祭の作品にタイルを張った職人さんでした。
タイルの作品が展示されていたのは、瀬戸内海の島で確か女木島。
実は私も実物を見ていた作品です。
思わずうれしくなって、しばらく瀬戸内国際芸術祭の話をさせていただきました。
家のお風呂修理で、思いがけず出会ったタイル職人さん。
瀬戸内国際芸術祭の話を伺うことができて、とてもラッキーでした♪
これもひとえに夫のおかげです。
夫が職人さんに私の話をしなければ、その職人さんと話すこともなかったはず。
その時夫も気さくに話したほうがいいよ、とアドバイスしてくれました。
それ以来初対面の方と話す際も、できるだけ心を開くことを意識するように。
おかげで移住先のご近所の方とも、思いのほか仲良くなれた気がしています。
私に必要なことを教えてもらい、夫には大変感謝しています。
これからまた地方に移住する予定ですが、今後もできるだけオープンマインドで接したいと思います。
お手数ですが、押していただけたらうれしいです♪
最後に
4年半という結婚生活でしたが、夫からは多くのことを学びました。
当時の私は50代前半。
人はいくつになっても変われるものだと、痛感しています。
死ぬまで勉強するつもりで、日々自分の行動を改善していきたいと思います。
今回は夫から学んだことについて、ご紹介させていただきました。
この記事が少しでも皆様のお役に立てばうれしいです。