再婚した夫とは3年近く前に死別しましたが、生前はよく大きな喧嘩をしたものです。
実は夫が亡くなる数ヵ月前から、ほとんど喧嘩をしなくなりました。
私があることを心がけただけで、夫の態度も急変して穏やかに。
心がけ次第で瞬時に人間関係が改善できることを、痛感しました。
今回亡き夫と喧嘩をしなくなった事情について、お話したいと思います。
亡き夫とよく喧嘩したこと
私は今まで2回結婚していますが、3年近く前に2人目の夫と死別しました。
亡き夫と暮らしたのは4年半という短い間でしたが、よく喧嘩したものです。
初婚だった夫は、おそらくはじめての結婚生活に戸惑いもあったはず。
いきなり成人した娘が2人できて、かなり責任を感じていた様子。
今思うと私も夫の気持ちを察しきれずに、わがままだったなと反省しています。
喧嘩すると夫はよく離婚して岡山市内に帰る、と言っていました。
また離婚届を出したことも。
私も時々、次女のいる関西や東京に家出したものです。
こんなに大喧嘩するならこれから先やっていけないかも、と真剣に悩んだこともしばしばでした。
私の心掛けが変わった
ところが夫が亡くなる3~4ヶ月前に、突然喧嘩をしなくなりました。
おそらく私自身が変わったからだと思います。
夫も態度が急変して、穏やかになりました。
私が心がけたのは、夫に対して嫌だと思うことがあっても冷静に自分の気持ちを伝えること。
それまでは、大声を出してただ感情をぶつけていただけだったことに気づきました。
喧嘩が始まると、相手を言い負かしたいとさえ思っていた私。
関係を改善するための話し合いとは、ほど遠いものでした。
たとえ喧嘩で相手を言い負かしても、関係は悪化するばかり。ばかなことをしていたなと。
私の態度が大きく変わったきっかけは、怒鳴るのは逆効果だという発信を見かけたこと。
意味がないだけでなく、ますます状況が悪化するだけだと。
どなたの発信か忘れたのですが、とても心に響いたんですね。
と同時に、顔から火が出ました💦
それまで大きな勘違いをしていた、と猛反省。
直後から、大声を出すのをやめました。
何か気になることがあったら、冷静に自分はこう思うと言うように変更。
すると不思議なことに、夫の態度も急変。
とても穏やかに対応してくれるように。
夫が亡くなるまでのわずか3~4ヶ月の間は、平穏で至福の時でした。
「俺は今、幸せだよ。」という言葉も、夫が亡くなる2~3日前に聞きました。
普段から自分の気持ちをあまり伝えていなかったのに、喧嘩でいきなり言っていたことも反省。
夫が驚いて逆上するのも当然です。
喧嘩した時に怒って言うのではなく、普段から冷静に伝えるべきだったなと。
とにかく亡き夫に対して冷静に自分の気持ちを伝えるようになって、自分も楽になりました。
どうして喧嘩で勝ちたいと思っていたのか、今となっては不思議です。
喧嘩で勝っても、何も進展はないのでは。
それより相手との関係をより良くするために、努力すべきだったなと。
亡き夫には多くのことを学んだ
今回は過去の反省も込めて、亡き夫との関係が急激に改善された事情をご紹介しました。
夫は短気でしたが、一瞬怒りを発散するとすぐに収まる人。
結婚して4年ほどは、性格がなかなか把握できず戸惑いました。
一瞬で怒りを手放せることがわかると、驚きとともに私もそうなりたいと思ったものです。
また亡き夫にはオープンマインドの重要性にも、気づかされました。
初めて会う人や子供にも、気さくに話しかけていた夫。
生前はいい人だけれど短気なのが困ると思っていましたが、亡くなってからは芯が通っていた人だったなと。
私が生きているうちに、夫を見直すことができてラッキーでした。
現在私は、夫のおかげで遺族年金も受給しています。
亡くなってなお、いまだに私を守ってくれている気がします。
今後も夫のことは忘れませんし、できるだけ供養もしていくつもりです。
お手数ですが、押していただけたらうれしいです♪
最後に
亡き夫との結婚生活で、心がけが変わると人間関係が瞬時に変わる体験をしました。
人はいくつになっても変われることも実感。
夫はもともと繊細な人だったのだと思います。
私が変わったことを、すぐに感じ取ったのでは。
穏やかな日々は長くは続きませんでしたが、私の中では宝物です。
今回はお恥ずかしい過去の話を、思い切って紹介させていただきました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。