父は既に亡くなっているのですが、最近よく思い出します。
ものにはさほどこだわりがなく、今でいうシンプルライフを送っていたのではと。
意外ですが、子供時代は戦争も経験しているんですよね。
豊かでない時代を生きてきて、元の性格もありそういう暮らしをしていたのかなと。
今回私の憧れるシンプルライフの原点ともいうべき、父の暮らしを振り返ってみたいと思います。
亡き父はある意味シンプルライフを送っていた
父は口数が少なく、偏屈だと思われていました。
ものにもこだわりがあったり、なかったり。
農機具など道具には結構こだわりがあり、毎週のようにホームセンター通い。
よく工具などを買っていました。
ホームセンター好きが高じて、定年退職後はホームセンターにパートに出たほど。
高い農機具を母に黙って購入し、しばらく険悪な雰囲気になったことも。
逆に服など身の周りの持ち物には、あまりこだわりがなかったようです。
母が選んだものを、黙って着ていた印象があります。
服は着られればいい、と思っていたのでしょう。
高い服を買う様子もありませんでした。
今でいうミニマルな数の服で満足していた気がします。
色だけはこだわりがあって、白っぽい服が好みでした。
反して母はマキシマリスト。
おしゃれが大好きで、派手なことが好き。
カラオケの発表会には、スパンコールの衣装を着たとか。
服は着きれないほど持っていて、山積み状態。
母が管理していた場所は汚部屋でした。
今思うと正反対のライフスタイルの2人が一緒に暮らすのは、大変だったかもしれません。
私が憧れるシンプルな田舎ライフ
父は会社勤めをしていましたが、休日はお米や野菜を作っていました。
いわゆる兼業農家です。
母が亡くなるまで、お米は買ったことがありません。
お米と一緒に送ってもらう、野菜や子供のお菓子が楽しみでしたね。
私の幼い頃は梅干しや味噌を作り、ニワトリを飼って卵を産ませる暮らし。
うっすら記憶があります。
実家の前は現在田んぼですが、昔は沼でウナギが取れたとか。
私が生まれる前はお茶の木があり、親戚総出でお茶摘みをしたという話を母から聞いたことも。
そんな暮らしがいつの間にか刷り込まれたのか、私も気づけば田舎暮らしがしたいと思うように。
私は性格が父に似ていると思っています。
古布で農機具を掃除する姿を見て、私も真似しているのですから不思議なものですね。
2年前岡山から埼玉に引越してきて、やるべきことはやったと感じています。
今度こそ好きなことをして生きていきたい。
孫のそばで花や野菜を育てながら、ブログを書いていきたいと思っています。
高知に住めば、今よりはもっと自然が身近になるはず。
海も山もある高知に引越すのが、とても楽しみです。
最後に
今回はとりとめもない話を書いてしまいました。
新生活に不安もありますが、無理せずできることを淡々とやっていこうと思います。
当面は出産間近の娘をサポートすることになりそうです。
2歳の孫を預かったり、頼まれごとをこなしたり。
今まで経験のないことなので、楽しみではあります。
早く高知に引越したいものです。