私は食の安全に多少こだわりのある、ゆるベジタリアンです。
化学調味料を、全く摂らないようにしていた時期もあります。
そんな時に覚えたカレールーが、意外と簡単でおいしいんですね。
亡き夫にも好評でした。
それでは早速手作りカレールーについて、ご紹介したいと思います。
化学調味料を摂らない理由
私は普段から、できるだけ化学調味料を摂らないようにしています。
化学調味料が体に悪いからです。
化学調味料には、たくさんの種類があります。
中でも「調味料(アミノ酸等)」はよく見かけますね。
これは天然のアミノ酸ではなく、グルタミン酸ナトリウムという人工物。
このアミノ酸を摂取することで、動悸やうつを引き起こすと言われています。
それ以外にも、「たんぱく質加水分解物」は発がん性があるのだとか。
市販のカレールーにはこの2つがよく入っているので、できるだけ摂りたくないなと。
10年ほど前から、カレールーを自分で作り始めました。
手作りなら余計なものが入らないので、病気になる不安もかなり減りました。
どうしても食べたいものに化学調味料が入っている場合は、あえて食べることもあります。
外食でも入っているかどうか確認するのは難しいので、気にしないことにしています。
できる範囲で摂らないという、ゆる~いやり方です。そのほうが続くと思います。
カレールー作りはむずかしくない
初めのうちは、手作りなんて敷居が高いと思っていたカレールー。
慣れると、材料さえあればすぐ作れるようになります。
材料も特殊なものはないので、揃えやすいのでは。
化学調味料を摂りたくないという人もそうでない人も、単純においしいと思うのでおすすめです。
調理時間も、計量を含めて20分もあれば余裕でできます。
私はオーガニック料理教室を開催されている白崎裕子さんのレシピを参考に、多少アレンジしています。
にっぽんの麺と太陽のごはん〜なつかしくてあたらしい、白崎茶会のオーガニックレシピ2
これにはきび砂糖を使いますが、砂糖断ち中の例外としていますのでご了承ください。
カレールーの作り方
材料(10人分)
にんにく 2かけ
しょうが 1かけ
地粉 110g
なたね油 100g
粗塩 35g
カレーパウダー 35~45g
ケチャップ 75g
しょう油 30g
きび砂糖 40g
下準備
・にんにくとしょうがはすりおろしておく
・材料は計量しておく
1、鉄のフライパンに、地粉となたね油を一緒に入れてよく混ぜる。
2、フライパンを中火にかけて、きつね色になるまで5分くらい炒める。
その後、火を止める。
3、粗塩、カレーパウダー、きび砂糖、しょうが、にんにく、ケチャップ、しょう油の順に入れて、その都度よく混ぜる。
4、もう一度中火にかけて、2分くらいよく混ぜ合わせて火を止める。
5、熱いうちにお好みの器に入れる。
冷めたら、冷蔵庫で3日以上寝かせて1か月以内に使う。
注意点
・テフロン加工のフライパンよりも、鉄のほうが熱伝導率がいいのでおすすめです。
・私はガラス容器に保存していますが、シリコンの菓子型や製氷皿でもいいですね。
・地粉とは、一般的に国産の中力粉のこと。
広義には薄力粉、強力粉も含まれるという解釈もあるので、私は国産の薄力粉を使っています。
・カレーパウダーの量は40gで作ることが多いのですが、お好みで加減してください。
ちなみに45gで作った時は、5gしか違わなくてもかなり辛かったです。
何回か試してみて、お好みの辛さを見つけてください。
・なたね油は、オーガニックのものを使っています。
妙な雑味がなくて、さっぱりしたカレールーになります。
・作ってから3日くらいでもおいしいのですが、寝かせたほうが熟成してもっとおいしくなります。
1か月近く置いたほうが、カレールーにコクが出ます。
・本格的な材料を揃えなきゃ、とストイックに考えると大変です。
できる範囲でいいと思いますし、そのほうが長続きするでしょう。
私もあるもので代用できる時は、そうしています。
カレーライスの作り方
このカレールーで作るカレーライスは作り方にコツがあるので、合わせてご紹介します。
ひと手間かける分おいしくなるので、ぜひ作ってほしいレシピです。
材料(5人分)
手作りカレールー 適量(上で作ったカレールーの半分)
玉ねぎ 2個
にんじん 1本
ジャガイモ 5個ぐらい
厚揚げ 1枚
れんこん、なす、ピーマンなどお好みで
1、くし形に薄く切った玉ねぎを、油を敷いた鍋で5分間炒めて、火を止める。
2、塩をひとつまみ入れて、冷めるまで置く。
3、1、2を3回繰り返す。
4、小さめの乱切りにしたニンジン、ニンジンより大きめに切ったじゃがいもを入れて炒める。
5、水を入れてあくを取りながら、ふたをして弱火で30分間煮込む。
6、カレールーを煮溶かす。
7、一口大に切った厚揚げをいれて、とろみがついたら出来上がり。
カレーライス作りのコツ
・1、2を繰り返すと、玉ねぎを炒める時間が短くて済むので便利です。
このひと手間でコクが出るので、がんばってください。
焦げやすいので、弱火で炒めるほうがいいでしょう。
・玉ねぎを炒める工程以外は、市販のカレールーを使う場合と同じです。
・手作りのカレールーを使う場合は、1か月以内に使い切ってください。
・カレールーを煮溶かしてからは、焦げ付きやすいので弱火にします。
カレールーが焦げないうちに厚揚げも早めに入れて、厚揚げに火が通ったくらいで火を止めます。
厚揚げを入れてから、あまり混ぜると崩れてしまいますので、あまり混ぜすぎないように注意してください。
・私は濃いめのカレーが好きですが、薄めがいい方はレシピのカレールーを減らすか、水を多めに入れてください。
カレーライス以外の食べ方
このカレールーで作ったカレーは、なぜかなつかしい味がします。
ご飯にはもちろん合いますが、うどんにかけて食べるとまた違ったおいしさです。
私は、カレーを作って3日目まで残っていたら、よくカレーうどんにします。
さっぱりしたうどんと濃厚なカレーがマッチして、飽きずに食べることができます。
ほかにも、スパゲティやカレーパンなどにリメイクしてもよさそうですね。
お手数ですが、押していただけたらうれしいです♪
最後に
手作りのカレールーはいかがでしたか。
意外と簡単でおいしいのでおすすめです。
ごちそうしたら、喜ばれるのではないでしょうか。
よろしかったら、ぜひ一度お作りになってみてください。