私は今年8月末から思うところがあって、化粧品の断捨離である肌断食(はだだんじき)をしています。具体的には化粧水とクレンジングを使うのをやめました。
3ヶ月間実践した内容と効果をつくづく感じた理由をご紹介したいと思います。
肌断食とは
肌断食というのは化粧品を使うのをやめることです。化粧品を使わないことによって、肌本来の持つ力を引き出すというものです。
人それぞれやり方が違うのですが、私は宇津木龍一さんの提唱する「宇津木式」を取り入れています。
宇津木式では化粧品を使うと肌が乾燥するので、できるだけ使わないというのが基本的な考えです。具体的には以下のような方法です。
宇津木式スキンケア法の具体的な方法
1 化粧水、美容液、乳液、クリームなどの基礎化粧品は、いっさいつけません。
2 朝晩ともに、顔は「ぬるま水」だけで洗います。
3 クレンジングはいつ、いかなる場合も使いません。
4 ファンデーションはつけません。どうしてもつけたいなら、パウダータイプにします。でも、それもできるだけ早くやめてください。
5 特別の日にはリキッドやクリームのファンデーションをつけてもかまいません。でも、それを落とすのにクレンジングは使わず、純石けんで泡洗顔します。
6 肌の乾燥が気になるときのみ、ごく少量の白色ワセリンを押しづけします。
7 アイメークや口紅などのポイントメークはしてもかまいません。
出典:「宇津木式スキンケア事典」宇津木龍一著(角川書店)
「ぬるま水」というのは34度以下のぬるい水のことです。
私が実践する肌断食
ここで私が実践している肌断食についてお話しします。
宇津木式では化粧品は一切使いません。クレンジングも使いません。時々口紅やアイメイクなどのポイントメイクはしてもいいことになっています。また特別な日にはリキッドファンデーションもOKです。
私はファンデーションは時々パウダータイプのものを使います。また特別な日にはリキッドファンデーションも使います。
そういう日は石けんを泡立ててしっかり洗顔します。
私が持っている化粧品は口紅2本、アイブロウ(まゆ墨)、パウダーファンデーション、リキッドファンデーションのみです。
肌断食をするまでは化粧水とクレンジングを使っていましたが、8月末から使うのをやめました。
使い始めて1か月たった頃の感想は以前記事に書いています。よろしかったらこちらの記事をご覧ください。
肌断食で実感した3つの効果
1 化粧水がなくても大丈夫
1か月ほどで肌断食につまずいたのは保湿を全くしていなかったからです。
宇津木式では保湿剤を一切使いませんが、唯一ワセリンをわずかに使ってもいいことになっています。
私が肌断食を始めたのが8月末でまだ暑い時期だったので、保湿はまだ必要ないと考えていました。それがやはり50代と言う年齢のせいでしょうか。乾燥してシワが増えてしまいました。
娘にも指摘されるほど目立っていたので、慌ててワセリンを買いました。
その後はシワや乾燥が目立つところに時々ワセリンをごく薄く塗るようにしています。
一番シワが目立つようになったのは目の下です。
肌断食を始めるまではあまりシワがなかったのですが、目の下に何本も横ジワが出てしまいました。
これはショックでしたが、ワセリンをつけているうちになくなりはしないものの、だいぶ目立たなくなりました。年相応だと思うので納得しています。
頬は結構乾燥してカサカサすることが多いのですが、ほとんど付けません。
洗顔直後は乾燥していますが、2~3時間もすると気にならなくなるので、できるだけワセリンもつけないようにしています。
宇津木さんもワセリンもできるだけ使わないほうがいいという考えなので、私もそれにならいました。
化粧水もつけなくなって3か月がたちますが、お風呂上がりの一手間がなくなってストレスがかなり減りました。
2 洗顔の手間が減る
洗顔は朝と入浴時の一日2回します。朝は水だけ、入浴時は石けんを泡立てて毎日していました。
毎日石けんで洗顔するのは宇津木式ではおすすめしていません。
宇津木式では「ぬるま水」という34度以下のぬるい水だけで洗顔することをおすすめしています。
石けんを使うのはリキッドファンデーションなどでしっかりお化粧した時に限ります。
これは最近読み直して改めて気づきました。
それで1週間ほど前からしっかりお化粧した時だけ泡立てた石鹸で洗顔するようにして、普段はぬるま水で洗顔しています。
普段はほとんどお化粧しないので、水だけで洗顔するのはとても楽です。
また、しっかりお化粧してもクレンジングを使いませんが、宇津木式では2~3日もすると自然にはがれるそうです。
私も今までリキッドファンデーションを使った後に残っていると気になったことはありませんでした。
クレンジングを使うのも地味にストレスだったので、これも精神的に楽になりました。
3 体を洗うのも楽
石けんという点では、宇津木さんは体も石けんを使わないそうです。
私はまだ完全に石けんをやめるのは不安なので時々使います。
ですが、石けんを使うと肌が乾燥するのは私も経験があります。
10年ほど前から冬になると、足のすねのあたりがとてもカサカサして粉が吹いたりかゆくなったりします。
宇津木さんによると石けんで洗うと脂を取りすぎるのでそれが良くないようです。
以前は皮膚科に行って薬をもらったこともありますが、石けんを使わないだけで良くなるならそのほうがいいですよね。
皮膚科でも毎日石けんで洗わないほうがいいと言うアドバイスを受けていたので、1日おきにしていました。
今後は石けんで体を洗う回数も冬場はもう少し減らそうと思います。
タオルを使わないほうがいい
宇津木式によると、タオルで背中をゴシゴシするのが背中のニキビによくないそうです。
私は背中にニキビが少しありますが、毎日浴用タオルで洗っていたのが良くなかったようです。
宇津木さんは手で洗うことをおすすめしていますが、背中は全部届かないのでどうしようか迷っています。
とりあえずは手の届く範囲を手で洗い、届かない所だけタオルで洗ってみるつもりです。
お風呂の断捨離がさらに進む
こうしてみると石けんも浴用タオルも出番がさらに少なくなりそうです。
いずれお風呂からなくなる可能性もあります。そうするとお風呂にはお風呂を洗うアクリルたわしだけになりそうです。
宇津木さんは肌断食と一緒に、お湯だけで髪の毛を洗う湯シャンもおすすめしています。
最近私は湯シャンも始めました。トラブルが発生しましたが、3日で解決しています。その記事はよろしかったらこちらからご覧ください。
www.yamanoyume.com
最後に
肌断食に関心があっても初めはドキドキしました。なにしろ30年以上化粧品と付き合ってきたので、いきなり手放すのは勇気がいりました。
ですが、意外と多くの方が肌断食をしていることを知り、やってみようと言う気になりました。
3ヶ月ほど肌断食をしてきて特に困ったトラブルは感じません。あえて言うならシワが少し増えましたが、これは50代と言う年齢を考えれば仕方のないことです。
私が肌断食をして肌自体には特に不満もありません。化粧品を使う一手間が減ってストレスがなくなったほうがかなりメリットだと感じます。
肌断食に関心がある方はできるところから始めてみてはいかがでしょうか。
この記事が少しでも皆様のお役に立てばうれしいです。