ミニマリスト三昧

夫と死別した50代ミニマリスト。砂糖断ちとカフェイン断ち中のゆるベジタリアン。

シニア世代の終活と片づけ。夫の急死とヒヤッとした体験から思うこと。

50代半ばの私は、1年前から本格的な片づけをしています。

理由の1つに、夫の急死があります。

直前まで元気だった夫は、突然急病で倒れ帰らぬ人となりました。

シニアに差し掛かる年代は、必然的に終活も考えざるを得ないと感じています。

60代だった夫の急死と最近のヒヤッとした体験から思うことを、お話したいと思います。

シニア世代の終活と片づけ

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最近、シニア世代の片づけが注目されています。

ちなみにシニアというのは60歳前後から、というのが一般的なイメージのようです。

 

終活は、死を意識して前向きに人生を送るための活動のことです。

シニア世代はものが少なかった時代に育った影響か、なかなかものを手放すことができない人が多いようですね。

もったいない、いつか使うかもしれない、高かったから、頂き物だから捨てたら悪い、など様々な理由で。

端から見て明らかな不用品でも、なかなか捨てられないことが多々見受けられます。

 

シニア世代はゴミ屋敷が多く、ものに溢れた親の家の片付けに悩む子どもも多いそうです。

私がよくお邪魔するブログ『貯め代のシンプルライフと暮らしのヒント』でも度々紹介されています。

www.tameyo.jp

シニアの片づけは、社会的にも深刻な問題になっているんですね。

 

その点、若い世代はものに対する執着が少なく、ミニマリストが多い気がします。

世代間の違いは大きいと感じます。

50代ミニマリストである私の体験

それでは、もうすぐシニアにさしかかる50代半ばの私自身はどうなのでしょう。

これからそのお話をしたいと思います。

親の家の片づけ

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親の家のイメージ

私の場合、すでに両親ともに他界しています。

母はだいぶ前に、父も1年半ほど前に亡くなりました。

ほとんどの遺品整理は弟がしてくれて、私は自分が送った孫(我が子)の写真等を片づけるだけでした。

親の家の片づけはほとんど関わっていないんですね。

 

弟によると、80代前半で亡くなった父はなかなか物が捨てられなかったようです。

父の生前、弟はたびたび捨てたらと忠告していたのだとか。

それでも死後に全部残っていて、父の遺品整理が大変だと愚痴をこぼしていました。

そんな弟には大変感謝しています。

   

急死した夫の遺品整理

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私が終活のことを一番強く意識したのは、1年半前に再婚相手を急病で亡くした時です。

夫は62歳という年齢で、再婚してまだ四年半でした。

その時に、つくづく人はいつ死ぬか分からないものだと実感。

 

もちろん亡くなった夫も自分がそうなるとは考えていなかったようで、身の回りの整理もしていなかったんですね。

田舎の古い家を購入して住んでいたので、前の住人が置いていったものも含め、かなりの荷物がありました。

夫が亡くなってから半年後に引越すまでの間、1人で片づけるのは本当に大変でした。

  

亡き夫と暮らした家を片づけて痛感したのは、私には終活が必要だということです。

もちろん夫を責めるつもりはありません。

62歳でまさか亡くなるとは、私も思っていませんでしたから。

夫もまだまだ生きるつもりだったでしょうから、無念に違いありません。

ただ自分自身のことを考えると、体力があるうちに不要なものは手放しておきたいんですね。

片づけは体力も気力も必要だと、この一年間で実感しています。

年を重ねるほどに体力も気力も衰えていくので、できるだけ早く片づけたいと思っています。

最近のヒヤッとした体験

また最近、手放せないものはできるだけ管理が楽なものに替えたいと思わせる出来事がありました。

私の部屋には30年ほど前に嫁入り道具で持ってきた大きな姿見(鏡)があります。

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この姿見は結構重いのですが、掃除機をかける時に少しずらしたんですね。

両手でほんの数センチ持ち上げただけで、腱鞘炎気味の右手がズキっ。

あわてて下ろして大事には至らなかったのですが、冷や汗をかいてしまいました。

 

この件で、重いものはできるだけ早いうちに手放したほうがいいなぁと感じたんですね。

亡き母が持たせてくれた姿見なので母には申し訳ないのですが、できればもっと軽くて移動しやすいものに替えたいと考えています。

シニア世代は自分の体を最優先にしたいですよね。

きっと母もわかってくれると思います。

片づけの簡単なコツ

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シニア予備軍の私も含め、シニア世代はものを手放すのが下手な印象があります。

そうでない方ももちろんいらっしゃいますが。

 

ものを手放すのが下手でも、物を増やさないコツはあります。

それはできるだけ不要なものを家に入れないことです。

これは自分で買い物したりものを頂いた時に、その都度本当に自分にとって必要かどうか見極めることです。

私は今年の4月と5月に2回旅行に出かけましたが、お土産を買いませんでした。

あげる人もいなかったのですが、自分用でも後々の処分を考えるとどうしても欲しいものがなかったんですね。

言い換えると、死ぬまで持っていたいものが見つからなかったとも言えます。

 

これは普段の買い物にも当てはまります。

消耗品は別として、ずっと手元に置いておきたいものかどうか吟味すれば、やたらとものが増えることはなくなるのかなと。

手に入れるものを、その都度厳しくチェックする。

これは大変そうですが、慣れればそうでもありません。 

よろしかったら、ぜひ実践なさってみてください。

最後に

私には娘が二人いますが、私の死後に遺品整理で苦労をかけたくないと思っています。

また最近新しいパートナーが欲しいと思っているのですが、もしできたら相手にも負担をかけたくないなと。

そのためにも、できるだけ持ち物は厳選しているところです。

今が残りの人生で一番若い時。

できるだけ早く不用品を片づけてしまって、楽しみのための時間を確保したいと思います。

この記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。