私の亡き夫は、ものをため込む癖がありました。
汚部屋ではなかったのですが、亡くなった後に処分するのが大変でした。
消耗品のストックもすぐには使い切れないほどあり、全部捨てたものも。
必要以上に同じストックを大量に持つのは、ストレスの元になりデメリットでしかないと感じています。
今日はそのお話をしたいと思います。
亡き夫がため込んでいた大量のストック
再婚した夫は2年前に突然倒れ、帰らぬ人となりました。
60代前半で直前まで元気だった夫。
まさか本人も自分が亡くなるとは、思ってもいなかったはずです。
特に生前整理はしていませんでした。
そんな夫は、特定のものをため込む習性がありました。
若い頃、夫は工事関係の仕事をしていたせいか、工具類が異様に好き。
4年前に夫と田舎に移住したのですが、購入した古い家には前の持ち主が置いていった工具類や農作業の道具がたくさんありました。
それらはたとえ錆びていても、どれだけ同じものが大量にあっても、捨てようとはしなかったんですね。
それ以外にも、私ならいらないと思うような収納用品や家具もがたくさん。
以前の持ち主が置いていった大量の食器も、処分に困りました。
家の中に、同じ様なお皿やお湯のみ、お重箱などが、押し入れ半分ほどを占領。
昔は家で結婚式やお葬式をしたので、どの家庭にもたくさんの食器があったんですね。
我が家はそれだけでなく、めったに開けない蔵にもそれ以上の食器が鎮座。
家の中の片づけが引っ越しギリギリまでかかり、蔵までは手が回りませんでした。
そのままの状態でもいいという方に、家を譲りました。
毎日お風呂掃除をしてくれたり、包丁を研いでくれたりと行動力があって、夫には見習うべきところもたくさんありました。
それでも、夫は片づけがあまり得意ではなかったようです。
引っ越しで前の家から持ってきた大量のストック
引っ越し直前の片づけでは、あったら使いそうな大量の白いタオルや石けんは残しました。
タオルは画像の3~4倍、100枚以上はあったでしょうか。
大量のタオルやせっけんなどを今の部屋に運んだのですが、当時はまだミニマリストの存在すら知らない状態。
持ちものが今よりもかなり多かったので、タオルを収納するスペースがありません。
少しだけ残そうかとも思ったのですが、粗品でもらうようなとても薄いタオルで使いにくそう。
結局、全部捨ててしまいました。
知り合いにもったいないと言われ、必要な人に譲ればよかったと後悔しましたが、それもいい教訓になりました。
石けんも50個くらいあった気がします。
カビが生えていたものは捨てて、それでも20個はあったので、次女に半分あげました。
使い切れないほどのストックはデメリットでしかない
一般的には、ストックを多少持っていたほうが生活しやすいもの。
ストックがないと、消耗品がなくなったらその都度、買いに行かなければいけません。
それは効率が悪いですよね。
私もティッシュペーパーやトイレットペーパーなどは、いつも最後の1つになったらストックを買います。
キッチンの排水溝ネットなど1袋にまとまった数が入っているものは、半分くらいがストックを購入する目安。
できるだけストックは少なくするようにしています。
私もストック自体は必要だと思います。
それでも1年半前の私は、尋常でないくらいストックがありました。
あまりストックが多すぎると、ストレスになるんですね。
通常のペースではなかなか使い切れない量があると、早く使わなければ、と焦ってしまいます。
ものを粗末にするし、余分なお金やスペース、管理の手間も必要。
いいことが何一つありません。
使い切れないほどのストックは必要ないと思います。
お手数ですが、押していただけると大変喜びます♪
最後に
私はストックを1つ、1袋の半分などと決めてからは、かなりストレスが減りました。
必要なストックの量は人によって違うと思いますが、自分に合った数を持つのがストレスを感じないで済むコツでは。
タオルを手放したこと自体は、今でもよかったと思っています。
自分の快適は自分にしかわかりません。
皆様のストックの適量はどれくらいでしょうか。
この記事が少しでも考えるきっかけになればうれしいです。